ブランド品を好むも好まないも自由

私の姉は若い頃に結婚し、夫が事業で失敗するなどして大変な苦労をしています。そんな苦労を乗り越えてようやく楽な暮らしができるようになった時、初めてブランド品を購入しました。スカーフで有名なブランドの服とスカーフ、バッグです。40歳を過ぎて初めての贅沢で、本当に嬉しそうでした。そんな姉を見ていると私も幸せになりました。ある親戚の集まりで姉がブランド品に身を包んで現れたところ、親戚の女性の一人が、スカーフ1枚に何万円も出すなんてバカバカしい、スーパーで売っている千円のものと品質は大して変わらない、というようなことを言いました。姉は当然気を悪くしていました。ファッションの趣味は人それぞれです。この女性の発言には私でも腹が立ちました。スカーフ1枚にいくら出そうと人の勝手だと思いますが、単なる妬みだと思って聞き流しておきました。きっとこの女性に似合うブランド品はないでしょう。